引っ越し業者に頼んだものの

私は大学生の頃、宮城県で一人暮らしをしていたのですが訳あって在学中に引っ越しをすることにしました。冷蔵庫や洗濯機などの大きな荷物はあったものの、もともとそんなに物を持っている方ではなかったので、実家暮らしの友人に頼んで車を出してもらうつもりでした。

しかし、不運なことに私の引っ越しのタイミングとその友人の予定が合わず、結局業者に頼むことにしました。その業者は一人暮らし用の引っ越しを売りとしており、値段は1万円ほどで、他に選択肢はなかったものでしたから渋々ではありますがその業者に頼むことにしました。

季節は夏。少し動いただけで汗はびっしょりです。私は1万円も払ったのだから全てその業者に任せるつもりでいました。こんなにも暑い日に引っ越し作業なんてできるかと思っていましたし、お金を払った客として、それが当たり前の態度だとも思っていました。

私の家は電気もすでに止められていたので、クーラーをつけることもできずに部屋の中は熱気でいっぱいでした。そんな中で引っ越し業者を待っていました。予定時刻から10分ほど遅れて、その軽トラックがやって来ました。

インターホンが鳴り、外に出ると一人の50代くらいの男性が立っていました。私は一礼し「それではお願いいたします」と、その男性に引っ越し作業に移るように促しました。その時、私はもう一人トラックの近くで待機しており、重い荷物を搬入する準備でもしているのかなと想定していました。

私は1万円を払ったものの、こんな暑い中で作業していただくのは少し気が引けるなと思い、ほんの気持ちとばかりに近くの自販機で冷たいジュースを彼らのために1本ずつ買いに行こうとしました。その時です、その50代くらいの男性が「お兄ちゃん、じゃあ、そっち持って」と冷蔵庫を一緒に持つように指示してきたのです。そうです、この引っ越業者は一人の男性しか派遣しておらず、私が手伝うことが前提としてあるのです。

結局私は最初から最後まで、その引っ越しを手伝う羽目となり、もちろん1万円も戻って来ずに最初に頼んでいた友人を恨むことになりました…。

参考:地元密着系の引越し業者が良い場合とは
http://www.lesoncarpediem.com/?p=33